
高速かつ低コストで環境にも優しいパブリックブロックチェーン・スマートコントラクトプラットフォームである「アバランチ(Avalanche/AVAX)」に関する基本情報や特徴をなどをわかりやすく解説しています。
アバランチ(Avalanche/AVAX)とは?
アバランチは、とても速く、手数料が安く、環境にもやさしいブロックチェーンのひとつです。
銀行やクレジットカードのような中央管理者を通さずに、世界中の人と直接お金やデータをやり取りできます。
アバランチの中で使われる通貨が AVAX(アバックス) です。
アバランチ(Avalanche/AVAX)の特徴
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取引スピードが速い
アバランチは1秒間に最大4,500件もの取引を処理できます。これはビットコインやイーサリアムよりもずっと速いです。 -
手数料が安い
取引にかかる費用は数円〜数十円程度。NFTを作るときも1円未満で済むことがあります。 -
環境にやさしい
ビットコインのように大量の電力を使う「マイニング」は必要ありません。
代わりに、AVAXを預けてネットワークを守る「ステーキング」という仕組みを使います。
アバランチの仕組み
アバランチは3つのチェーンでできています。それぞれ役割が違います。
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Xチェーン(取引用)
お金やデジタル資産の送受信をする場所。 -
Cチェーン(スマートコントラクト用)
アプリやサービスを動かす場所。イーサリアムと同じ仕組みなので、既存のアプリも移植できます。 -
Pチェーン(管理用)
ネットワークを支える人(バリデーター)や、独自ネットワーク(サブネット)の管理をします。
サブネットとは?
サブネットとは、「アバランチの中に作る自分専用のブロックチェーン」です。
ゲーム専用、企業専用など、自由にカスタマイズできます。
これにより、世界中のプロジェクトがアバランチの上で動くようになります。
ステーキングと報酬
アバランチでは、AVAXを2,000枚以上預けると「バリデーター」としてネットワーク運営に参加できます。
その見返りとして、報酬(新しいAVAX)がもらえます。
※少ない枚数でも、他の人に預けて「委任」して報酬を分けてもらうことが可能です。
低コストでNFTを発行できる
公式ウォレットを使えば、誰でもすぐにNFTを発行できます。
必要なのは数円程度の手数料と数秒の時間だけです。
アバランチ(Avalanche/AVAX)対応ウォレット
アバランチ(Avalanche/AVAX)関連の仮想通貨・トークン・NFTなどを保管することができる代表的なウォレットとして以下のようなものが挙げられます。
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Avalanche Wallet(公式)
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MetaMask(メタマスク)
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Ledger(レジャー)、Trezor(トレザー)などのハードウォレット
まとめ
アバランチは、速さ・低コスト・使いやすさの3拍子がそろった次世代ブロックチェーンです。
ゲーム、NFT、DeFi(分散型金融)など、多くの分野で活用されています。
初心者の人でもウォレットを作れば、送金やNFT発行をすぐに体験できます。