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ステーブルコインDAIとは?特徴をわかりやすく解説

DAI(ダイ)は、イーサリアムネットワーク上で動く 分散型ステーブルコインで、1 DAI ≒ 1 USドルを目指すよう設計されています。通常、ステーブルコインは銀行に保管されたドルなどで裏付けられますが、DAIは 仮想通貨を担保にしてスマートコントラクトで安定させる仕組みです。

この仕組みは中心的な運営者がいない、分散型自律組織(DAO) MakerDAO により運営されています。プログラムで制御されるため、透明かつ自己担保的な安定性が特徴です。

DAIの仕組み~どうやって安定してるのか?

① Maker Vault による発行

  • ユーザーはイーサリアム(ETH)や他のERC-20トークンを Vault(担保保管庫) に入れます。

  • それを担保に DAIを借りる(発行する) 仕組みです 。

② 過剰担保と価格安定

  • 常に1ドル以上の担保価値が必要な、過剰担保が義務付けられています(例:担保価値が借入額の150%など) 。

  • 担保価格が急落した場合は自動で 担保の一部が売却されて借金清算される仕組みが組まれています 。

③ ガバナンスと調整

  • MakerDAOのガバナンストークMKR保有が、担保資産、担保比率、利率などを投票で調整できます 。

  • ユーザーが払う利息は一部がMKR買戻しとバーンに使われ、MKRが インフレ抑制構造になるよう設計されています。

DAIが支持される理由(メリット)

  • 分散型の安全性:「企業に依存しない」仕組みで、中央集権的なリスクを回避 。

  • 透明性:誰でもスナップショットで担保状況やローンの状態を確認可能 。

  • DeFiとの相性:借りたり貸したり、ステーキングしたりとDeFiの機能と親和性が高い 。

  • 実績のある運用:2017年12月にローンチし、Ethereumの暴落時でも安定を維持 。

注意したい点(リスク)

  • 担保価格の急落による清算リスク:過激な市場変動時にはシステムの負荷や清算リスクが高まります 。

  • スマートコントラクトの脆弱性:コードのバグや攻撃により損失の可能性あり 。

  • DAOのガバナンス集中:理論上分散ですが、投票権偏重など中央集権的な構造になる懸念もあります 。

  • 規制や提携の影響:2022〜2025年の各種提携や方針を巡る議論も注目されています。

まとめ

DAIは「銀行に頼らない、透明・分散的で責任あるステーブルコイン」として、DeFiの基盤インフラになりました。その核は、担保の多様性/過剰担保/DAOによるガバナンスにあります。

 

ステーブルコインに関しては過去記事でも紹介しています。

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