
今回取り上げる「ドージコイン(DOGE)」は、テスラなどでCEOを務めているイーロン・マスク氏が、2021年1月にSNSで言及したことをきっかけに脚光を浴びるようになった仮想通貨(暗号資産)です
今回はドージコインについて、主な特徴や、今後の見通しなどを徹底的に解説していきます
ドージコインについて興味があるという方は是非本記事を参考にしてほしいです
- 誕生のきっかけ:ジョークから始まった仮想通貨
- 技術的な特徴:速さと安さが魅力
- 注目されたきっかけ:イーロン・マスク氏の影響力
- 現在の立ち位置:ミームから確固たる存在へ
- ミームコインとは?—楽しさとコミュニティが原動力
- 主な利用用途:チップや支払いにも
- まとめ:「親しみやすさ」と「注意のバランス」
誕生のきっかけ:ジョークから始まった仮想通貨
ドージコイン(DOGE)は、2013年12月にエンジニアのビリー・マーカス氏とジャクソン・パルマー氏によって作られました。もともとはビットコインなど仮想通貨の過熱ぶりを皮肉った、いわば「冗談のつもり」で開発された通貨です。そのロゴにはインターネット上で人気だった柴犬のミーム「Doge」が使われており、親しみやすさが一気に広まりました
技術的な特徴:速さと安さが魅力
- 発行上限なし:ビットコインは2100万枚と上限がありますが、DOGEには上限がなく、毎年約50億枚が新たに発行され続けます。これにより「価格が極端に上がりにくい」という側面もあります
注目されたきっかけ:イーロン・マスク氏の影響力
2021年1月、テスラやスペースXのCEOであるイーロン・マスク氏がSNSでドージコインに言及し、「お気に入り」だと語ったことがきっかけで、世界中で注目を浴びました。その後も決済への導入示唆や話題提供で、価格が急騰することが度々ありました
現在の立ち位置:ミームから確固たる存在へ
2025年8月時点で、ドージコインは時価総額ランキングで 8位または9位 に位置しており、トップクラスの仮想通貨として認知されています。日本国内でも2022年4月以降、複数の取引所で取り扱いがスタートし、特に Coincheck は初心者にも安心と評判です
ミームコインとは?—楽しさとコミュニティが原動力
「ミームコイン」とは、インターネットのネタやジョークをテーマにした仮想通貨のことで、ドージコインはその代表格です。こうした通貨の多くは、堅苦しい技術や理論よりも、「楽しさ」や「コミュニティの力」が魅力であり、DOGE もその典型として多くの人の支持を集めています
ミームコインについては下記記事でも紹介しています。
主な利用用途:チップや支払いにも
手数料が安く、取引も速いため、オンライン上での「ちょっとしたお礼(チップ)」や、グッズ購入などの決済に使われることがあります。たとえば、スペースX やダラス・マーベリックス(NBAチーム)などでも DOGE が使える例も報告されています
まとめ:「親しみやすさ」と「注意のバランス」
ドージコインは、「犬のミームを使った冗談みたいな仮想通貨」という印象からスタートしたものが、今では時価総額トップ10に入る存在にまで成長しています。その魅力は、速い取引と安い手数料、そして何よりコミュニティの熱意にあります。
ただし、そのユニークさゆえに、価格はマーケティングやSNSの注目によって大きく動くことが多く、インフレの影響で値上がりしにくい構造になっています。投資として捉えるならば、「おもしろさ」や「話題性」を楽しみながら、リスクもしっかり理解して付き合うのがベターです。