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暗号資産「リップル(Ripple/XRP)」とは?基本情報・特徴などを解説

リップル(RIPPLE / XRP)は、「銀行や国境を越えた決済を、もっと速く・安く・スムーズにしたい」そんな思いから生まれた仮想通貨です。ビットコインとの違いは大きく、XRPは主に金融機関向けの決済インフラに使われており、より実用的な役割を担っています。初心者にも理解しやすいよう、基礎から丁寧にご紹介します。

XRPとRipple(会社)の違い

多くの人が混同してしまうポイントですが、「XRP」と「Ripple(リップル/企業名)」は別物です。

  • XRPXRP Ledger(XRPL)というオープンなネットワーク上で使われる仮想通貨です。2012年に総発行量1000億枚が一度に作られ、追加の発行はありません。

  • Ripple(リップル社)XRPやXRPLを使った国際送金や金融インフラ整備を手がける企業。XRPの発行元ではありますが、XRPそのものではありません。


どうやって動くの?独自の承認方式とは?

XRP Ledger(XRPL)の仕組み

XRPLは「ビットコインのようなマイニングではなく、独自の合意方式(コンセンサス)」によって設計された高速ネットワークです。

  • 独自ノードリスト(UNL)という信頼できるサーバーにより承認完了

  • 1回あたりトランザクションは数秒で完了

  • 消費電力が極端に少なく、実用性が高い設計


XRPの特徴と構造

  • 総供給量は1000億XRPで、新規発行なし

  • 55%はRipple社が保有しており、エスクロー(信託管理)で段階的に市場へ供給されています。

  • 取引ごとに微量のXRPがバーン(焼却)され、希少性を高める仕組みあり。


法規制や市場の注目動向

  • 2025年に一部米国機関が「デジタル資産戦略備蓄」にXRPを含める案が公開され、市場の注目度アップ。

  • 過去にはSECとの訴訟問題がありましたが、一部で「XRP自体は証券ではない」と判断されたこともあり、法規制の方向性も徐々に明らかに。


メリット&注意点

メリット

注意点

  • 中央集権的な運営に対する批判もあり(Ripple社の保有比率など)

  • XRP価格は法規制や政策に影響を受けやすい

  • 事業展開と仮想通貨が密接なため、企業リスクが価格に反映される可能性


まとめ

XRPリップル)は単なる投資対象ではありません。「銀行の送金インフラを、もっとスピーディに・安く・持続的にするための仕組み」であり、国際送金の未来に欠かせない技術です。

  • ビットコインなどとは異なる承認方式で、多くの通貨間をつなぐ“橋渡し通貨”

  • 高速・低コスト・環境に優しい設計

  • 実際の金融機関との連携あり。スタートアップや政府規制の動向にも左右される面も